客車急行「莒光号」で夜の東部幹線を行く
[2010年5月]
台東線沿線の小さな町・玉里から、この日の宿泊地である花蓮まで、急行列車「莒光号」で移動します。
玉里駅、時刻は夜の7時。この日の旅はもう少しだけ続きます。
ディーゼル機関車牽引の客車列車、花蓮行き・莒光号66次。乗車率は3割ほどです。
使用されている車両は、古いタイプの「莒光号」用客車、FP10000系。客室扉も手動となっています。
沿線に大きな町はありませんが、列車はこまめに停車を繰り返し、乗客は次第に少なくなっていきます。このあたりでは、普通列車の本数が極めて少なく、優等列車も地域輸送の主役として重要な役割を担っています。
夜の9時過ぎ、列車は終点・花蓮に到着。列車を降り、今夜の宿に向かいます。