海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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プッシュプルタイプの自強号・E1000系

[2010年5月]

E1000系は、自強号の運行本数拡充のため、1996年から大量に導入された推拉式 (プッシュプル方式) の特急形車両です。両端のE1000形電気機関車 (南アフリカ製) と、12両のPP1000系客車 (韓国製) またはPP2000系客車 (台湾製) から構成されており、この車両も製造国の面で台湾の国際事情が大きく反映されています。現地の鉄道ファンには、その顔つきから「猪車 (猪は豚の意味)」と呼ばれています。

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斗六駅。あまり有名な街ではないので、どんな小さな駅かと思っていたら、橋上駅舎の近代的な駅でした。乗り継ぎ時間があまりないため、早々にプラットホームに入ります。


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隣に停まっていたEMU300系に気をとられているうちに、E1000系・高雄行き・自強号1017次が入線。数分遅延しています。置いていかれないよう、写真撮影もそこそこに列車に乗り込みます。乗降口がプラグドアになっているのもこの車両の特徴の一つです。


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台北 ~ 高雄間を結ぶ自強号は台鉄の主力列車だけに、この列車も無座 (立席) 客が出る満員状態。さらに、私の隣 (通路側) に座っていた年配の女性が、足元に大きな荷物をどかっと置いていたので、通路に出るのも気が引け、下車駅到着間際までおとなしく座っていました。もともとあまり興味のある車両でもなかったので、今回は写真も少なめです…。


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下車間際にデッキ付近の写真を一枚。客室扉には、90年代以降の台鉄車両で一般的となった、タッチセンサー式の自動扉が採用されています。


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斗六から1時間少々、終点・高雄の二つ手前の停車駅、岡山で下車します。


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中間車の窓周りの塗色は、退色が激しく、メンテナンスが良好でない印象を受けます。一部に鮮やかな塗色を保っている車両もあり、編成全体でまだら模様になってしまっています。この車両は故障も多く、以前からあまり評判の良い車両ではなかったようですが、TEMU1000系「太魯閣号」登場で台鉄の看板車両の座を降りた現在、注目度の低下に拍車がかかっているのかも知れません。


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反対側のホームには、いまや貴重な存在となってしまった準急列車「復興号」が停車中。復興号には後ほど乗車する予定があったので、ここでは深追いはやめておきます。次はここから区間車と高雄捷運 (MRT) を乗り継ぎ、製糖鉄道の保存運転が行われている「橋頭糖廠」へ向かいます。その模様は後ほど紹介します。


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