海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

title

title

HOME   >   アジア太平洋   >   flag 台湾

イタリア生まれの自強号・EMU300系

[2010年5月]

EMU300系電車は、特急列車「自強号」用車両として、EMU100系、EMU200系に続いて製造された車両です。EMU100系はイギリス製、EMU200系 (改造により形式消滅) は南アフリカ製で、続くEMU300系はイタリア製。製造国がバラバラなのは、台湾の置かれた特殊な国際事情に加え、契約を巡るイザコザがあった為とのこと。もともと製造数が少なく、現在の運用は一日一往復のみです。1988年製と車齢は比較的若いですが、すでに更新工事が始まっています。

01.jpg
前列車を下車した彰化から、区間車 (普通電車) で少し折り返し、台中へ。日本統治時代に建築された駅舎が特徴的です。駅の行李房 (手荷物一時預り所) へ一旦荷物を預け、駅近くの食堂で昼食をとりつつ、EMU300系の到着を待ちます。


02.jpg
台中に到着したEMU300系の斗六行き・自強号1015次。EMU100系に比べると「先頭車らしい」顔つきにはなりましたが、あまり特急車っぽくはありません。


03.jpg
一見、切妻のように見えますが、よく見ると少し傾斜がついています。EMU200系の増備車として導入された背景からか、基本的にはEMU200系のデザインを踏襲してはいますが、細かいところで違いを出したというところでしょうか。


04.jpg
それでは、いざ乗車します。


05.jpg
台中以南は、終点・斗六までそれほど大きな都市はないのですが、乗車率は結構なもの。


06.jpg
客室窓はやはり大型ですが、EMU100系と比較してやや縦方向に小さくなった印象。乗り心地はやや堅めでしょうか。


07.jpg
客室の扉は自動化されました。開くときはスムーズですが、閉まるときは空気が抜ける作動音がうるさく、少し気になります。


08.jpg
乗降扉は相変わらず手動です。ただし、手動扉の採用はこの車両で最後になり、これ以降は自動化されています。


09.jpg
この車両でも一応、前面展望はできます。


10.jpg
客室内の様子。天井の形状や蛍光灯のカバーなどに至るまで、全体的に角ばった感じのデザインで纏められています。網棚の前縁部分が車両によって色が違います (5つ前の写真参照)。


11.jpg
EMU300系のシート。手摺り部分の造りなどが、少々野暮ったい感じです。動物のキャラクターが描かれた、子供部屋用のようなカーテンが全車で使われているのは、ちょっと面白いところです。


12.jpg
台中から約1時間で、列車は終点・斗六に到着。この車両はこのまますぐに北方へ折り返し、台北方面行き列車になります。私はこのまま南へ向けて旅を続けます。


≪  前の記事へ    -    flag 台湾    -    次の記事へ  ≫


home

CONTENTS