カイセリの鉄道風景
[2008年1月]
トルコ内陸に位置するカイセリ (Kayseri) は人口約50万人の中規模の都市。カッパドキア観光の玄関口としても知られています。カイセリで見かけた鉄道風景をほんの少しだけ紹介。
トルコ国鉄 (TCDD) のカイセリ駅。ピンク色のかわいらしい駅舎が特徴ですが、50万都市の中心駅としてはいささか小さめです。
このあたりの国鉄路線は単線非電化。それでもここはトルコの東西を結ぶ重要な幹線となっています。近郊輸送にはあまり使われていないようです。
こちらは市内で建設中のライトレールの路線。線路の敷設はまだ部分的で、架線も張られていません。
市内各地に掲げられているライトレール建設をアピールする看板。「カイセライ (Kayseray)」という名称です。「ライ」とはレールを意味するトルコ語で、似たような命名として、アンカラの「アンカライ (Ankaray)」やブルサの「ブルサライ (Bursaray)」があります。トルコでは中規模都市でもライトレールの新規開業が続けられており、トルコの軌道系都市交通に対する力の入れようは頼もしい限りと言えます。