ウランバートル駅と周辺の風景
[2008年8月]
モンゴルの鉄道旅行の出発点となる、ウランバートル駅の様子です。
ウランバートル駅の駅前広場と駅舎です。駅舎には、待合室のほか、食堂や宿泊施設、免税店などが入っています。食堂には入ってみましたが、メニュー表らしきものがなく、モンゴル語しか通じないので、注文には一苦労。味わいのあるこの駅舎も、2015年には複合ビルに建て替えれるとのこと。
夏の時期のモンゴルは、朝夕はとても快適なので、乗客もみんな屋外で列車を待っています。列車が一日数本しかなく、一列車に客が集中してしまうため、手狭な駅舎内には収まりきれないという事情もあるようです。
ウランバートル駅の旅客列車発着線は2面3線。さらに、旅客線の向こう側には貨物列車の発着線があります。プラットホームは、単式の1番線用が低床式、島式の2,3番線用が高床式となっており、高さが統一されていません。1番線と2番線の間にある小さな低床ホームは作業用。
2,3番線用高床ホーム。到着した列車の車掌が、砂埃で汚れた窓を拭いています。
切符売り場は駅舎内にはなく、別の建物内にあります。こちらは駅舎のすぐ隣にある国内線切符売り場。また、手前の水色のドームは、2,3番線ホームへの地下通路の入り口です。
地下通路の中に掲げられていた看板。モンゴル国鉄 (MTZ) の広告のようですが、左下にどこかで見たような列車が…。
ウランバートル駅の両脇には、線路をまたぐ跨線橋があり、上からはウランバートル駅周辺の風景を見渡すことができます。こちらは、ロシア側 (駅の西側) にある跨線橋。
ロシア側跨線橋からの眺め。駅構内の様子が良く見えます。ちょうどフフホト行きの国際列車が入線するところです。
駅と反対側の様子。少し遠くてわかり辛いですが、本線横に車両基地があり、国際列車はここから出庫していきます。
一方こちらは、中国側 (駅の東側) にある跨線橋からの眺め。ロシア側跨線橋と比べると、若干駅までの距離が遠いですが、こちらからも列車が良く見えます。
中国側跨線橋のたもとに、屋根と塀で囲われた区画があり、中に客車が留置されているのが見えます。これは要人用の特別車両とのことです。