海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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サインシャンダ発ウランバートル行・寝台普通285列車

[2008年8月]

ゴビ砂漠での観光を終え、ウランバートルに戻ります。帰路は夜行列車です。

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再びサインシャンダ (Sainshand) 駅。これから寝台鈍行285列車に乗って、ウランバートルへの帰路につきます。


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ウランバートル行285列車は、往路のウランバートル発286列車の車両が、サインシャンダ到着後そのまま折り返しで使用されます。ホームには、到着列車の出迎えの人たちと、これから乗車する乗客たちとで、ごった返しています。


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ホーム先端で列車の到着を待ちます。少し遅れているようです。


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約10分遅れで286列車が到着。油断しているうちに列車が来てしまい、写真撮影に失敗しました。


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簡単な車両清掃の後、乗車が始まります。モンゴルでは、列車の号車表示は、常に進行方向から順に1号車、2号車…、となるようで、上下列車で各車両の号車が変わります。乗車の際は注意が必要です。車内は、コンパートメント内の照明が薄暗い白熱球のみで、夜は少し薄気味悪い感じです。早々に寝てしまうしかないようです。


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夜中に付属編成併結の衝撃で何度か目が覚めてしまいますが、とりあえず熟睡の後、翌朝を迎えます。コンパートメントのカーテンがなくなっており、しかも窓が東向きになっているため、朝日で強制的に目を覚まさせられます。気づけば、夜中のうちに部屋に入り込んだ砂漠の砂で、鼻の穴が真っ黒。毎日乗ってたら健康を害しそうな気がします…。


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列車は、ウランバートル周辺の丘陵地帯を走ります。


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丘陵地帯の勾配区間を、機関車が煤煙を出して必死に登っていきます。


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ウランバートルの手前、約50分程の地点には、大きなΩ字型のカーブがあります。この写真は、走る列車の中から撮影したものですが、列車は写真に向かって左側に進んでいるところで、写真左奥から右下へカーブを抜けていき、ほぼ180度折り返します。


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そのカーブを通ってゆく列車。私の乗った車両は、サインシャンダ発車時は後ろから5両目でしたが、夜中に3回に渡って付属編成が併結され、総勢20両以上の長大編成になっています。機関車も登り勾配で必死になるわけです。


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列車はついに終点・ウランバートル到着。数々のお楽しみを味わわせてくれた旅でした。


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