貨物鉄道博物館
[2008年4月]
日本で唯一、貨物列車をテーマにした博物館「貨物鉄道博物館」が三重県にあります。
貨物鉄道博物館は、三重県を走る三岐鉄道の丹生川駅の横にあります。
丹生川駅構内には、なぞの貨車の姿もあります。博物館の次期展示候補でしょうか。
こちらが貨物鉄道博物館の本館。ボランティアの方々によって運営されており、毎月の第一日曜日のみの開館です。入場は無料。それ以外の日も屋外の展示貨車は随時見学可能です。鉄道ファンだけが来る所かと思ってましたが、意外と家族連れの姿も。もっとも「父親が鉄道ファン」だっただけかもしれませんが…。
本館の内部は、珍しい鉄道グッズの展示場になってます。古い鉄道書籍の販売も行なわれてます。
屋外には、さまざまな車両が展示されています。
しかし、マニアック過ぎてついていけません…。
…という人のために、各車両には親切な解説もあります。
この辺なら、なんとなく分かる車両も…。
こちらは、この博物館最大の目玉、大物車シキ160。変電所の変圧器を運ぶための専用貨車でした。この車両が所有者の企業から譲渡されたときの模様は、テレビのドキュメンタリー番組でも紹介されました。
博物館のスタッフが、なにやら動力車を持ち出してきて、展示貨車に連結。
なんでも、ずっと固定したまま展示していると、車軸のオイルが偏ってさびてしまうため、こうして時々構内を往復させて錆付きを防止しているそうです。
隣にある三岐鉄道の路線では、しばしば現役の貨物列車もやってきます。新旧両方の貨車を見ることができるという意味では、ここは絶好の環境のようです。