日本屈指の秘境駅・坪尻駅の裏ルート探索の巻
[2007年5月]
「さぬきに行ってうどんを食べまくるツアー」という、思いっきりベタな企画の元に四国くんだりまでやってきた訳ですが、うどんも良いけど鉄道も、ということで思いついたのが、知る人ぞ知る日本有数の秘境駅、坪尻への徒歩によるアプローチ。単なるその場での思いつきのため、何の下調べも無しにやってきてしまいました。
坪尻駅は、一体誰が使うのか不明な山奥にひっそりと存在し、通ずる道は未舗装の山道のみ。当然「車で駅前へ…」なんぞもってのほか、という謎の駅です…。
「坪尻駅には、並行する国道から歩道がのびている」という噂を聞いていましたが、現地で購入した道路地図を見て「国道 (線路の東側) よりこっちの細い林道 (線路の西側) の方が近いじゃん。きっとこっちが正解だよ。」とか何とか、その場の判断で変なところにきてしまいました。国道から分岐した県道に入り、更に分岐して林道へ。私の小型車ですら車幅一杯しかない細く薄暗い林道を徐行すること10分。ともすれば見逃してしまいそうな立て札をようやく見つけて停車しました。
写真右側が駅への道です。この先は車など不可能なことは誰の目にも明らか。車を精一杯路肩に寄せて停め、ここからは山道を歩きます。
ハイキングに来たわけではないのですが…。
本当にこの先に駅があるのか不安になります。
意外にも橋が。かつては橋が造られる程には利用されていたのでしょうか。
しかし踏み板は腐食し、今にも踏み抜いて転落してしまいそうな状態。恐る恐る渡ります。
車を降りて歩くこと10分。ようやく駅に到達。駅前広場 (?) は草ぼうぼうです。
時刻表。利用客数の割に本数は多い?
スイッチバックの駅なので、構内は広いです。
踏切。いわゆる第4種踏切というやつです。踏切を渡った先が国道に通じる道のようです。やはり国道からも道はあったみたいです。
国道に通じると思われる道。道の険しさは似たようなもののようです。
当たり前ですが、このような駅でもナンバーは付いてます。このナンバーを頼りに外国人旅行客が来たことはあるのでしょうか
いろんな意味で「おつかれさまでした」。帰路はまた来た道を引き返して (帰りは登り…)、車まで戻りました。