海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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オストラヴァ ~ プラハ : 特急列車「スーパーシティ・ペンドリーノ」

[2016年5月]

チェコ東部の主要都市オストラヴァ (Ostrava) から、チェコ鉄道 (ČD) の看板特急「スーパーシティ・ペンドリーノ」に乗って、首都プラハを目指します。

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出発駅のオストラヴァ中央駅 (オストラヴァ・フラヴニー・ナードラジー Ostrava hlavní nádraží)。駅前からは路面電車やトロリーバスが発着しています。


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先にホームに入ってきたこの列車、チェコ鉄道ではない民間会社により運行されている特急列車「レオ・エクスプレス (Leo Express)」です。ヨーロッパでは珍しい電車タイプの特急列車で、スイスのシュタッドラー (Stadler) 製の「フラート (FLIRT)」シリーズの車両を採用しています。最高速度は160 km/h。黒と金色でまとめられた車体の塗色は印象も強烈です。


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隣に入線してきたこちらの列車が、今回乗車するプラハ経由プルゼニ (Plzeň) 行きのスーパーシティSC 506列車。アルストム (旧フィアット) 製振り子電車「ペンドリーノ」シリーズのETR470をベースに開発された車両で、将来のドイツ乗り入れを考慮して3電源方式対応となっています。設計最高速度は230 km/hですが、軌道側の制約のため営業最高速度は160 km/hです。


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二等車に乗車します。一等車のような2+1の3列座席で一見贅沢ですが、シートピッチは狭く、座ってみると思ったより窮屈です。車内では無料でWi-Fiが使用できます。


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オストラヴァ中央駅を発車した時点ではまだ空席も目立っていた車内ですが、次の駅オストラヴァ・スヴィノフ (Ostrava-Svinov) から多くの乗客が乗り込みます。最初は快適に使えていた車内のWi-Fiは乗車率に反比例して通信速度が低下し、正直あまり使い物になりません。


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天気は今ひとつながら車外には満開の菜の花畑、気持ちの良い車窓です。列車には軽食コーナー (ビストロ) が設置されていますが、大勢の待ち客が出る大盛況で、仕方なく車内販売でサンドイッチを購入し自席で頬張ります。


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オストラヴァから約3時間、列車はプラハ中央駅 (Praha hl. n.) に到着。列車はプルゼニ行きですが、大半の乗客がここで下車します。


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オストラヴァでは開いたままになっていた前面の連結器カバーは、やはりいつの間にか閉められています。


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首都プラハの最大のターミナルであるプラハ中央駅。駅舎内にはレストランや多くの売店などがあります。写真の新駅舎とは別に、1900年代初頭に建てられた旧駅舎も残されていますが、現在は閉鎖され、修復作業が進められています。


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