海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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済南 ~ 南京 : 高速列車CRH380B

[2019年9月]

済南から南京まで、高速鉄道に乗って移動します。この区間は北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄路」の経路上にあり、列車の需要も大変旺盛です。

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出発駅は済南西駅。京滬高速鉄路の開通と同時に2011年に開業した新しい駅で、3階に出発ホール、2階にプラットホーム、1階に到着ホールという、最近開業した中国の多くのターミナル駅で採用されている典型的な構造となっています。


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今回乗車するのは、台州行きのG59列車。「G列車 (高速動車組)」は最高速度300 km/h以上で運行される最速列車の種別です。


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各ホームごとに独立した改札口があり、改札口は乗車直前に開きます。発車時刻が近づき、乗車ホームへ向かいます。


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車両は、ドイツのICE3をベースにしたCRH3Cの高速タイプのCRH380BL。末尾の「L」は16両の長編成型を表しています。CRH3CとCRH380Bとは外観的にほとんど同じで、遠目には区別が困難です。日本のE2系が元になったCRH2と、その高速タイプCRH380Aとで外観が大きく異なっているのとは対照的です。


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遠くのホームには、最新型の高速車両CR400AF-A「復興号」が停車中。


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一等車に乗車します。中国の最重要幹線だけあって、一等車もほぼ満席の盛況です。座席はICE3よりも日本の新幹線のグリーン車にかなり近い形状です。


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済南を発車した列車は一路南へ。乗り心地は良好です。


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CRH380BLの営業最高速度は305 km/h。


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眼下の在来線を走る貨物列車と交差。


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途中駅ではCRH380CLと遭遇。CRH380BLの改良型で、前面デザインが改められています。ICE3の後期型 (407形) の雰囲気に少し近い感じでしょうか。


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列車は引き続き南へ向けて走ります。日が沈んできました。


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済南から2時間半ほどで、目的地の南京南駅に到着。この駅も京滬高速鉄路の建設に合わせて新規に開業した駅です。済南西駅などと同じ3層構造で、降車客は階下にある到着ホールへ向かいます。


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