海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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上海 ~ 杭州 : 中国高速列車CRH1の旅

[2009年1月]

中国国鉄の高速化計画に伴って導入された高速電車・和諧号。今回、上海から杭州 (ハンヂョウ) 間、約170 kmを、この和諧号に乗って往復してきました。和諧号には4種類が存在しますが、この路線で主力として活躍しているのは、独ボンバルディア・トランスポーテーション社が開発したCRH1。同社のReginaという車両がベースになっています。この路線には他にも、日本の新幹線「はやて型」E2系1000番台をベースとしたCRH2も使用されています。

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旅の出発は上海南駅。2006年にターミナル駅として新たに開業した駅で、主に南方面の列車が発着しており、杭州行きの列車もここから乗車します。列車別改札が行われているため、発車の20分ほど前まではCRH専用の待合室で待機します。


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改札口が開き、ホームへ入場。改札口は発車時刻の5分前ほどに閉められてしまうので、駅には早めに着いておいたほうが無難です。


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CRH1は1編成が8両で構成されています。乗客が多い路線では、常時2編成併結の16両で運用されています。


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発車を待つ杭州行きD683次列車。列車番号のDはCRHタイプの列車を表します。この車両は、JR九州の783系のように乗降扉が車体中央に設けられていることも大きな特徴です。


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車内は日本の新幹線と同じ2-3列のシート。初期型は固定座席ですが、後に3列席も含めた回転座席に改められました (扉近くは固定式)。ただし肘掛はなく、リクライニングもしません。乗車率はまずまずですが、中国では列車に空席があることはかなり珍しいとのこと。


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簡単な軽食をだす食堂車もあります。上海 ~ 杭州間は最速1時間23分という短距離のせいか、利用状況は今ひとつの様子。


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中国鉄道名物の給湯器も装備。実際にカップラーメンを作って食べている人もちらほら見かけます。


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車両の最高速度は200 km/hですが、あくまで走っているのは在来線なので、速度は線路側の制約を受けます。この区間での最高速度は170 km/h。実際には、その速度で走るのも短区間で、ほとんどの区間は最高140 km/h程度で走ります。さすがに高速対応の車両のため、乗り心地は良好です。


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終点・杭州には定時に到着。所要時間は1時間24分です。


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杭州に着いて三日後、再びCRHで上海に戻ります。当初の予定では、帰りは客車列車に挑戦するはずだったのですが、春節 (旧正月) 前の混雑時期ということもあり、席が取れずに断念しました。


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中国では列車の等級毎に待合室も異なってます。CRH用の入口と待合室も、他の列車とは別の場所に。それにしても、看板列車の割には、入口は駅舎の表玄関から離れた目立たない所にあります。


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帰路の列車は、杭州発、上海経由、南京行きD472列車。帰路は別の車両 (CRH2) が来るのを期待してましたが、残念ながら往路と同じ車両に。


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先頭形状をよくよく見ると、あまり高速列車らしくない急な傾斜となってます。


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こちらは今回乗車した列車の乗車券。従来の列車と同じタイプです。最近では自動改札に対応したICタイプもありますが、このときはただの紙タイプ。中国では、乗車券が会社での経費清算に使われるため、乗車券は持ち帰ることができます。ただし今回は私も社用で利用したため、乗車券は残念ながら会社に没収。


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CRHが唯一停車する途中駅、嘉興 (チャーシン)。乗客の乗り降りはそこそこありますが、空いた席はすぐに全て埋まってしまい、中国鉄道の利用率の高さを改めて感じさせられます。


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往路と同じ上海南駅に着くと思っていたら、なんと着いたのは、もうひとつのターミナルである上海駅。この列車がこの先南京まで行くこと忘れてました。切符にはちゃんと書いてあるので、注意深い人は間違えたりしない訳ですが。


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中国では、列車毎の利用客が多いことから、大きな駅では入口と出口が別々になっています。


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思いがけず到着してしまった上海駅。南駅よりターミナルとしての歴史は古いですが、こちらも最近新しくリニューアルされたようで、ガラス張りの近代的な駅舎になってます。


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