海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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プエルトイグアス・観光トロッコ列車

[2006年4月]

北米の「ナイアガラの滝」、アフリカの「ビクトリアの滝」と並び、世界三大瀑布の一つと称される南米の「イグアスの滝」。アルゼンチンとブラジルの国境上にあり、滝は両国から見ることができます。アルゼンチン側のビューポイントには、ジャングル列車 (トレン・デ・ラ・セルバ Tren de la Selva) と呼ばれる鉄道でアクセスします。以前は道路によるアクセスでしたが、環境への配慮から近年になって鉄道移動へ切り替えられています。

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トロッコ列車の旅は、ここセントラル (Central) 駅からスタート。


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観光を終えた客を乗せた列車が到着。車両は、中で立って歩くことができないこぢんまりとしたものです。写真奥側の先頭部に機関車が付いており、行きは機関車が客車をひっぱる牽引運転、帰りは機関車が客車を押して走る推進運転となります。


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セントラル駅を出発してしばらく、中間駅に到着する直前までは、もう一本の線路と並走しますが、使われている線路は一本のみで、実質全線単線です。客車内部は、進行方向に対して直角方向にベンチが並ぶ構造。日本でいえば黒部峡谷鉄道と似た雰囲気です。


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中間駅のカタラタス (Cataratas、スペイン語で「滝」の意味) 駅に到着。ここらかもまた別の滝のビューポイントにアクセスすることができます。今回はここでは降りません。


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更に進んだところにある信号場。反対側の列車と行き違います。列車を遮断機でさえぎると言う珍しい方式です。同じような信号場が複数箇所あります。


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列車は、小さな鉄橋なども渡りながら、さらに奥地へと進みます。


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終点のガルガンタ・デル・ディアブロ (Garganta del Diablo、スペイン語で「悪魔ののどぶえ」の意味) 駅に到着。乗車時間は約20分です。「悪魔ののどぶえ」とはイグアスの最大の滝で、ここから滝まで約1.1キロ。さらに歩きます。


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ここが目的地のイグアスの滝の「悪魔ののどぶえ」。圧巻の迫力ですが、近すぎて写真に納まりません。


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ちなみに、ブラジルから見た風景はこんな感じ。一番奥の大きな滝が「悪魔ののどぶえ」です。


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