海外各地の旅行先で出会った鉄道風景を紹介します。日本国内の話題も時々。

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ハノイ・ロンビエン駅とロンビエン橋

[2008年5月]

ハノイ駅の北隣に、ロンビエン (Long Biên) という小さな駅があり、北行きの一部列車はここを起終点としています。ハノイ駅からは少し遠いですが、歩いて行けない距離ではありません。空いた時間に、そのロンビエン駅と、そのすぐ隣にある鉄道併用橋ロンビエン橋を訪ねてみました。

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ロンビエン駅は、ハノイ中心部の北の端、ホン川 (紅河) のたもとにあります。駅周辺部は高架となっていますが、建造がかなり古そうで、クラシカルな石造りのアーチ様式となっています。


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駅周辺部は活気ある市場となっていますが、駅への入口へは、市場の奥に忘れ去られたように存在する、隠し階段 (?) を登っていきます。


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駅舎の内部。列車の発着時以外はひっそりとしています。


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川に面した側からの光景。こちらから見れば、駅舎はすぐ見つかります。線路は一面一線で、機回しもできません。


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ロンビエン橋は、駅のすぐ脇から始まっています。実質オートバイ専用道と化していますが、小さいながら歩道も付いています。


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橋には、ところどころ太くなった部分があり、ここに暇つぶしの人や、商売人がたむろしています。「夜間は治安が悪くなる」という話もあります。


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橋は、単線の線路をはさんで両脇に車道が位置する構造。車道と言っても道幅が狭いため、今はオートバイ専用になっています。たまに自転車も通ります。ベトナムの車道は普通は右側通行ですが、なぜかこの橋だけ左側通行です。


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橋の上から見たホン川の風景。


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ホン川には中洲があり、降りることも出来ます。この写真は中洲からとったロンビエン橋。


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ロンビエン橋は、エッフェル塔の設計者として知られるギュスターヴ・エッフェル (Alexandre Gustave Eiffel) が設計したとも言われています (ガセネタの可能性が高いようですが)。個性的なトラスの形状が特徴ですが、ベトナム戦争時のアメリカ軍の北爆により、ところどころ破壊され、そのたびに修復を繰り返したため、トラスは途切れ途切れになっています。


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橋を北側から見たところ。今の橋に沿って、建設中と思しき橋脚があります。ロンビエン橋は老朽化のため取り壊す計画もあるようで、架け替え用のものかもしれません。


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ハイフォン線のLP8列車が通過。


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LP8列車は、ゆっくりした速度でロンビエン橋を渡っていきます。終着はもうすぐです。


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